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栄養価コンテスト2018秋季・冬季参加者募集のお知らせ!

2018年09月21日

1.募集期間
秋季:2018年10月15日~11月15日
冬季:2018年12月15日~2019年1月31日

2.参加可能
農産物 米・野菜・果樹(有機栽培・慣行栽培・土耕・水耕・高設栽培の区分は問いません)
※ただし、茶葉でコンテストに参加される方は、お手数ではございますが、ご参加の前に検査機関「㈱メディカル青果物研究所(デリカフーズ㈱グループ)」まで、ご相談ください。

3.参加費用 1検体あたり12,000円(税込)
※検査機関への検体農産物の送料は参加者様のご負担でお願いいたします。
※検体数に応じて金額を下記の口座へお振込みください。
※振込先が昨年と変わっておりますご注意ください。
三菱UFJ銀行 千住中央支店 普通 0133171
カブシキガイシャメディカルセイカブツケンキュウショ
株式会社メディカル青果物研究所
※費用のお振込みは、検体の発送後、2週間以内にお願い致します。
※振込み手数料はご負担願います。

4.検査機関および検体農産物送付先
〒121-0073 東京都足立区六町4-12-12
㈱メディカル青果物研究所 分析担当:武井、郷 宛
TEL :03-3858-6158
FAX :03-3858-6159

5.検査項目
①硝酸イオン ②糖度 ③ビタミンC ④抗酸化力 ⑤食味試験
※玄米の場合は、硝酸イオン・ビタミンCに変えて、タンパク質含有量・水分を検査します。

6.参加方法
①申込用紙とサンプル情報記入用紙に必要事項を記入し下記の2ヶ所にFAXまたはメールにてお送りください。
●㈱メディカル青果物研究所
FAX : 03-3858-6159
メール : msi-mail@d-medical.co.jp
●一般社団法人日本有機農業普及協会
FAX : 088-660-5386
メール : blofnakamura@gmail.com

②㈱メディカル青果物研究所へ冷蔵宅配便で、直接お送りください。
(送料は参加者様のご負担でお願いいたします。)

③玄米、野菜、果樹の検体の量は1検体あたり500g必要です。

④玄米、野菜、果樹の検体と一緒に記入済のサンプル情報記入用紙をお送りください。

⑤送付の際に、送られる箱に必ず「コンテスト参加」と記載をお願いいたします。

⑥㈱メディカル青果物研究所の指定口座に検体代金をお振込みください
なお、お振込み期限は検体発送より2週間以内にお願いいたします。

7.結果発表
①個々の検体結果は㈱メディカル青果物研究所よりメールまたはFAXで送付されます。
②栄養価コンテストの成績上位者は2019年2月23日に、徳島県小松島市の「ミリカホール」で開催されますオーガニック・フェスタにて表彰されます。
③栄養価コンテストに参加されました方の全データは、コンテスト終了後、コンテスト参加者に提供されます。
④栄養価コンテストの結果はオーガニック・フェスタ開催後に日本有機農業普及協会のHPにて公開いたします。






栄養価コンテスト2017秋冬季参加者募集のお知らせ

2017年10月05日

●なぜ野菜を食べているのでしょう? それは一言でいえば「美と健康のため」ではないでしょうか?しかし、わたしたちが食べている野菜はわたしたちの身心のためにほんとうに役立っているのでしょうか?
●過去5回の栄養価コンテストを通じてわかったこと。有機農産物だからといって、必ずしも栄養価が高いわけではない。残念ながら、それは本当のことでした。しかし、良質の堆肥を使う有機栽培だからこそ、栄養価が高く、おいしい野菜がつくれるということも、だんだんわかってきました。まぐれではなく、確実に、栄養価の高い野菜をつくり続けている技術力の確かな生産農家さんがいるということもわかりました。
●さて、6回目となる有機農業の祭典「栄養価コンテスト」誰がいちばん栄養価の高い野菜をつくることができるのかを明らかにし、これまでに集められた、栄養価の高い野菜つくりの栽培技術データの蓄積も活用し、栄養価の高い野菜をつくれる栽培技術とは、いったいどのようなものなのか?できるだけ検証していきたいと考えています。
●そして栄養価コンテストを通じて得られたデータを基に解明された栽培技術は、栄養価コンテストに参加された農業者に日本有機農業普及協会を通じてフィードバックし、多くの方が「人の美と健康を支える野菜」づくりに取り組めるようになっていくお手伝いができたらと考えています。

栄養価コンテスト2017年秋季・冬季 参加者募集のお知らせ。

(1)参加可能期間:
秋季:2017年10月15日~11月15日
冬季:2017年12月15日~2018年1月15日

(2)参加可能作物:
米・野菜・果樹〈有機・特別・慣行の栽培区分は問いません。〉
※茶葉は製品となっているもので応募ください。

(3)参加費用:
1検体あたり 12,000円

※検査機関への農産物の送料は参加者様でご負担ください。
検体数に応じた金額を以下の検査機関東京デリカフーズの口座へ振り込んでください。

三菱東京UFJ銀行 千住中央支店 普通 0016540
トウキョウデリカフーズカブシキガイシャエフダブリュシー
東京デリカフーズ株式会社FWC

※お振込みは検体の発送後、2週間以内にお願いします。
※Farm to Wellness倶楽部無料分析分としては、ご活用頂けませんのでご注意ください。

(4)検体の送り先:
〒121-0073 東京都足立区六町4-12-12
㈱メディカル青果物研究所 分析担当:武井、郷 宛
TEL :03-3858-6158
FAX :03-3858-6159

(5)検査項目:
①硝酸イオン
②糖度
③ビタミンC
④抗酸化力
⑤食味官能試験
の5項目です。

※お米は①硝酸イオン・③ビタミンCが検出できませんので、代わりに⑥食味値を測ります。

(6)参加方法:
①申込用紙とサンプル情報記入用紙に必要事項を記入し、以下の2ヶ所にFAXまたはメールにてお送りください。これでエントリー完了です。
●㈱メディカル青果物研究所
FAX:03-3858-6159
メール:msi-mail@t-delica.com
●一般社団法人日本有機農業普及協会
FAX:088-660-5386
メール:info@jofa.or.jp

②㈱メディカル青果物研究所に冷蔵宅急便で、直接お送りください。(送料は参加者様でご負担願います。)

③米・野菜・果樹の量は1検体あたり500g以上必要です。茶葉は200gで大丈夫です。

④検体といっしょに、記入済のサンプル情報記入用紙をお送りください。

⑤送付の際、送られる箱に「オーガニックフェスタ参加」と記載してください。

⑥㈱メディカル青果物研究所の指定口座に検体代金をお振込みください
なお、お振込み期限は検体発送より2週間以内にお願いいたします。

(7)結果発表:
①個々の検体結果は㈱メディカル青果物研究所よりメールまたはFAXで送付されます。
②栄養価コンテストの成績上位者は2018年2月23~24日に徳島県徳島市の「アスティとくしま」で開催されますオーガニック・フェスタにて表彰されます。
③栄養価コンテストに参加されました方の全データは、氏名を匿名として、オーガニック・フェスタ開催後に日本有機農業普及協会のHPにて公開いたします。また、成績上位者(ノミネート者)については、氏名を公開して、データを公表いたします。


(8)最後に、栄養価コンテスト開催の最大の目的
栄養価コンテストの目的は、「農業者間の相互の技術交流を促進すること」にあります。日本の農業者の栽培技術力を集めて、日本を世界一野菜の栄養価の高い国に、そして世界一野菜のおいしい国にしていきましょう!





栄養価コンテスト2017年夏季の参加者募集中!

2017年07月11日

栄養価コンテストの目的と意義

●なぜ野菜を食べているのでしょう? それは一言でいえば「美と健康のため」ではないでしょうか?しかし、わたしたちが食べている野菜はわたしたちの身心のためにほんとうに役立っているのでしょうか?
●過去5回の栄養価コンテストを通じてわかったこと。有機農産物だからといって、必ずしも栄養価が高いわけではない。残念ながら、それは本当のことでした。しかし、良質の堆肥を使う有機栽培だからこそ、栄養価が高く、おいしい野菜がつくれるということも、だんだんわかってきました。まぐれではなく、確実に、栄養価の高い野菜をつくり続けている技術力の確かな生産農家さんがいるということもわかりました。
●さて、6回目となる有機農業の祭典「栄養価コンテスト」誰がいちばん栄養価の高い野菜をつくることができるのかを明らかにし、これまでに集められた、栄養価の高い野菜つくりの栽培技術データの蓄積も活用し、栄養価の高い野菜をつくれる栽培技術とは、いったいどのようなものなのか?できるだけ検証していきたいと考えています。
●そして栄養価コンテストを通じて得られたデータを基に解明された栽培技術は、栄養価コンテストに参加された農業者に日本有機農業普及協会を通じてフィードバックし、多くの方が「人の美と健康を支える野菜」づくりに取り組めるようになっていくお手伝いができたらと考えています。

栄養価コンテスト2017年夏季 参加者募集のお知らせ。

(1)参加可能期間:
夏季:2017年6月15日~8月15日

(2)参加可能作物:
米・野菜・果樹〈有機・特別・慣行の栽培区分は問いません。〉
※ ただし、茶葉でコンテストに参加される方は、お手数ではございますが、ご参加の前に検査機関「㈱メディカル青果物研究所(デリカフーズ㈱グループ)」まで、ご相談ください。

(3)参加費用:
1検体あたり 12,000円

※検査機関への農産物の送料は参加者様でご負担ください。
検体数に応じた金額を以下の検査機関東京デリカフーズの口座へ振り込んでください。

三井東京UFJ銀行 千住中央支店 普通 0016540
トウキョウデリカフーズカブシキガイシャエフダブリュシー
東京デリカフーズ株式会社FWC

※お振込みは検体の発送後、2週間以内にお願いします。

(4)検体の送り先:
〒121-0073 東京都足立区六町4-12-12
㈱メディカル青果物研究所 分析担当:武井、郷 宛
TEL :03-3858-6158
FAX :03-3858-6159

(5)検査項目:
①硝酸イオン
②糖度
③ビタミンC
④抗酸化力
⑤食味
の5項目です。

(6)参加方法:
①申込用紙とサンプル情報記入用紙に必要事項を記入し、以下の2ヶ所にFAXまたはメールにてお送りください。これでエントリー完了です。
●㈱メディカル青果物研究所
FAX:03-3858-6159
メール:fw-bunseki@t-delica.com
●一般社団法人日本有機農業普及協会
FAX:088-660-5386
メール:info@jofa.or.jp

②東京デリカフーズに冷蔵宅急便で、直接お送りください。(送料は参加者様でご負担願います。)

③米・野菜・果樹の量は1検体あたり500g以上必要です。

④検体といっしょに、記入済のサンプル情報記入用紙をお送りください。

⑤送付の際、送られる箱に「オーガニックフェスタ参加」と記載してください。

⑥㈱メディカル青果物研究所の指定口座に検体代金をお振込みください
なお、お振込み期限は検体発送より2週間以内にお願いいたします。

(7)結果発表:
①個々の検体結果は㈱メディカル青果物研究所よりメールまたはFAXで送付されます。
②栄養価コンテストの成績上位者は2018年2月23日に徳島県徳島市の「アスティとくしま」で開催されますオーガニック・フェスタにて表彰されます。
③栄養価コンテストに参加されました方の全データは、氏名を匿名として、オーガニック・フェスタ開催後に日本有機農業普及協会のHPにて公開いたします。また、成績上位者(ノミネート者)については、氏名を公開して、データを公表いたします。


(8)最後に、栄養価コンテスト開催の最大の目的
栄養価コンテストの目的は、「農業者間の相互の技術交流を促進すること」にあります。日本の農業者の栽培技術力を集めて、日本を世界一野菜の栄養価の高い国に、そして世界一野菜のおいしい国にしていきましょう!





栄養価コンテスト2017の受賞者の紹介

2017年03月03日


内訳は、徳島県68、兵庫県56、千葉県24、愛媛県・茨城県21、三重県20、長野県18、和歌山県11、鹿児島県・大阪府10、埼玉県・山梨県9、京都府・神奈川県8、静岡県・高知県・島根県・熊本県・鳥取県7、福岡県5、岐阜県・愛知県・福井県・滋賀県4、東京都・山形県・宮崎県3、新潟県・佐賀県・香川県・福島県・広島県・岡山県・群馬県・宮城県2、北海道・岩手県・奈良県・長崎県・富山県1です。

コンテストの募集期間は前回2016年の栄養価コンテスト募集締切から2017年1月31日までの約1年間。夏、秋、冬と3回、栄養価コンテスト参加者募集キャンペーンを行いました。


まずは、このレーザーチャートの見方の説明する必要があるでしょう。緑色がその野菜の平均値。赤色が検体の値。この緑の平均値は検査機関である東京デリカさんの元へ集められた野菜のデータを元にしています。よって、良い野菜が集まれば、集まるほど平均値は自然と高くなることになります。


傾向として、硝酸イオンが多い野菜は、糖度もビタミンCも抗酸化力も低くなる傾向があるようです。


逆に、硝酸イオンが少なくなると、糖度もビタミンCも抗酸化力も高くなる傾向があるようです。

窒素は植物にとっては細胞をつくるために必要不可欠な栄養成分。
硝酸は、その窒素の中でも、酸化された窒素で、化学肥料の成分。

野菜栽培に化学肥料を使わなければ、野菜内の硝酸イオンの値は下がると考えらえていましたが、実際にはそうでもないようです。化学肥料をまったく使用しない有機栽培においても、栽培方法によっては、硝酸イオンが多くなってしまうことがあり、結果として栄養価が低くなることもあるようです。また逆に、硝酸イオンをぐっと低く抑える栽培技術をもっている生産農家さんでは、糖度・ビタミンC・抗酸化力をぐっと高めた野菜を安定的につくることもできるようになってきています。
硝酸イオンを抑えることができる栽培技術を知っているかいなか?また、知っていても、実際に栄養価を高めるという結果に結びつけることができているかどうか?
そこがこのコンテストの勝敗を左右しているようです。


作物別に30部門に分け、その中で優秀であった方をノミネート者とし発表し、さらにその中から最優秀賞をおひとりの方に、また1点だけの参加しかなく部門が構成できずコンテストにならなかったが、特に優秀であったもの8点を優秀賞としました。ブロッコリー・ネギ等で参加者のほとんどが平均値を超えることができなかった部門においては、ノミネート者無しと判断させていただきました。


糖度が一番高かったのは愛媛県のオーガニックワークスの吉山毅さんで10.3。今回のコンテスト参加の人参で糖度10度を超えたのは吉山さんひとりだけでした。抗酸化力が一番高かったのは愛媛県のほのぼの農園の萩山浩康さんで15.4。抗酸化力2位の大谷さんの11.3をはるかに超えています。ビタミンCが一番高かったのは、徳島県の若葉農園の横田光弘さんで11.2。千葉県の本多まり江さんの人参の写真を見ると三角形です。人参は上の方から太るので、三角形というのは、やや収穫が早かったことを示しています。本多さんの糖度は9.4と3位。ビタミンCは10.7と2位でした。来年に期待が持てそうです。

抗酸化力が10以上だった方は、愛媛県のほのぼの農園の萩山浩康さん、愛媛県の大谷武久さん、徳島県の若葉農園横田光弘さんの3名だけでした。

食味が5の評価たっだのは、愛媛県の大谷武久さん、愛媛県のオーガニックワークス吉山毅さん、千葉県の本多まり江さん、埼玉県のたまねぎ舎の学研「野菜だより」編集スタッフ(牧らつと)さんの4名しかいませんでした。


人参部門の最優秀賞は、愛媛県の大谷武久さん。全体のバランスと味の評価が決め手となりました。大変困難な審査となりました。


ホウレン草部門は毎年、激戦です。今年もたくさんの方がノミネートになりました。


食味5の評価の方は18名。徳島県は6名、若葉農園の横田光弘さん、徳島県の海陽町元気農場さんと青山考さんと野畑富愛さん、瀧山誠二さん、坂東文明さん。兵庫県は2名、炭育ち池上農園の池上義貴さん、岩元清志さん。奈良県の曽爾村地域おこし協力隊の大向正憲さん。京都府のかみむら農園の上村慎二さん。福岡県の高倉雅昭さん。愛媛県のVegeフルやの古谷栄樹さん。和歌山県の吉岡義雄さん。愛知県のパッチファームの中川貴文さん。熊本県のくまもと有機の会さん。長野県のボヌムレッテの飯島朋彦さん。神奈川県のまるはちふぁ~むの加藤雅基さん。茨城県の茨木BM自然塾の清水澄さん。

硝酸イオンがゼロであった方が5名。徳島県の瀧山誠二さん。兵庫県の炭育ち池上農園の池上義貴さん。福岡県の高倉雅昭さん。愛媛県のVegeフルやの古谷栄樹さん。和歌山県の吉岡義雄さん。硝酸イオンをゼロにするには、土づくりの技術、栽培期間中の管理技術の両方が優れていなければなりません。


抗酸化力が1位だったのは徳島県の若葉農園の横田光弘さんで265.9。糖度の1位は兵庫県の炭育ち池上農園の池上義貴さんで15.5。ビタミンCの1位は熊本県のくまもと有機の会さんで166.2。糖度2位の奈良県の曽爾村地域おこし協力隊の大向正憲さんは1位の池上さんに0.1の差の15.4。


ホウレン草部門の最優秀賞は徳島県の横田光弘さん。


岡山県のes株式会社の藤田仁志さんは糖度35.0と、糖度2位の福島県の佐原裕司さんの31.8をはるかに超えて、ずば抜けていました。栽培方法にはバクチャーとありました。微生物資材を活用したものと考えられます。当コンテストの主催者であります日本有機農業普及協会はミネラル栽培技術を持っています。今後、優秀な微生物資材の技術との融合で、さらなる栄養価UPが可能なのではないかと思います。


玄米部門の最優秀賞は福島県の佐原裕司さん。


茨城県の有機栽培あゆみの会のアクト農場さんは糖度9.8で1位。ビタミンCも88.1で1位。抗酸化力は2位の132.9でしたが、硝酸が1333.2とやや高めでした。


小松菜部門の最優秀賞は兵庫県の長山勇太さん。抗酸化力1位、硝酸はゼロ。


大根は栄養価を高める栽培が非常に難しい作物です。多くの方に参加していただきましたが、ノミネートは4名。

徳島県の米崎広行さんが、もし硝酸イオンを減らすことができたらなば、おそらく1位だったでしょう。来年に期待します。


大根部門の最優秀賞は京都府のかみむら農園の上村慎二さん。
検査を担当しました東京デリカフーズの武井安由知さんも、大根は硝酸が高くなってしまいがちな、とても難しい作物。その大根でこの硝酸の少なさ、この糖度の高さはすばらしいとのことでした。上村慎二さんの大根は糖度は5.3で1位、抗酸化力は42.3で2位、ビタミンCは20.0で2位、硝酸イオンは29.8という低さで1位。抗酸化力の1位は43.7の兵庫県の山田恭平さん。ビタミンCの1位は22.3で徳島県の米崎広行さん。


この春菊も硝酸を減らすのが難しい作物です。

食味の評価が5だったのは、長野県ののらくろ農場の萩原紀行と兵庫県の炭育ち池上農園の池上義貴さんの2名。糖度の1位は8.3で兵庫県の炭育ち池上農園の池上義貴さん。糖度の2位は7.2で茨城県のユニオンファームの海野興さん。


春菊部門の最優秀賞は長野県の株式会社BLOFERSさんです。糖度は長野県ののらくろ農場の萩原紀行と同じ6.9で3位。硝酸の低さ1位、ビタミンCと抗酸化力も1位でした。


白菜で食味の評価が5だったのは2名。どちらも兵庫県丹波の生産者。小松菜部門ですでに最優秀賞を獲得した長山勇太さんと濱野邦興さん。濱野邦興さんも2009年に丹波に移住し農業を始めたとお聞きしていますから、まだ7年くらい。丹波は新人の成長が目まぐるしい地域であるといえるでしょう。


白菜部門の最優秀賞は兵庫県の長山勇太さん。小松菜部門に引き続き2冠目です。


糖度1位は徳島県の坂東文明さんで10.4。抗酸化力の1位は長野県の黒岩洋一さんで41.2。


キャベツ部門の最優秀賞は和歌山県の吉岡農園の吉岡義雄さん。硝酸はゼロ。糖度は9.8で2位、抗酸化力は29.4で2位、ビタミンCは50.5で1位でした。


カブ部門で食味評価5を頂いたのは3名。福島県会津若松の永島信義さん、長野県ののらくろ農園の萩原紀行さん、愛媛県のVegeフルや古谷栄樹さん。糖度1位は6.6で愛媛県のVegeフルや古谷栄樹さん。抗酸化力の1位は30.0で島根県のおおなんさん。ビタミンCの1位も18.8で島根県のおおなんさんでした。


カブ部門の最優秀賞は愛媛県のVegeフルや古谷栄樹さん。硝酸ゼロはすばらしい。糖度1位、抗酸化力とビタミンCは、島根県のおおなんさんに次いで2位でした。数字からの想像で恐縮ですが、おそらく筋っぽくなく、包丁に引っ付いてくるようななめっこい感じの食感と思います。ぜひ食べてみたいです。


カリフラワー部門で食味5の評価だったのは、どちらも徳島県の方、野本農園の野本勝一さんと海陽町の歌泰一さん。


カリフラワー部門の最優秀賞は徳島県の野本農園の野本勝一さん。


水菜については最優秀賞ではなく優秀賞のみとします。今年はIT系農業が受賞となりました。京都府の株式会社日本情報化農業研究所さんです。すべての項目において平均をはるかに上回っています。


水菜部門の優秀賞はもうひと方、栄養価の高い赤水菜で参加された兵庫県炭育ち池上農園の池上義貴さん。平均値は一般流通品の赤水菜4点の値とのことですが、一般流通品にしてはレベルが高すぎると思われます。そのちょっと高すぎるレベルの平均値を、池上さんはすべての項目において大きく上回っています。


和歌山県の吉岡農園の吉岡義雄さんの値もなかなかです。


最優秀賞は和歌山県の橋本自然農苑の橋本進さん。肥料を使わない自然農法ですが、硝酸をゼロにするには、かなりすぐれた栽培管理技術が必要です。


イチゴは毎年、激戦です。イチゴ部門で食味5の評価であったのは4名の方。徳島県の木下芳臣さん、徳島県の矢野光美さん、愛媛県の宇都宮悟さん、茨城県の有機栽培あゆみの会の菅谷利男さん。糖度1位は13.8で茨城県の有機栽培あゆみの会の菅谷利男さん。


イチゴ部門の最優秀賞は徳島県に木下芳臣さん。硝酸の低さは1位、糖度は5位ですが、抗酸化力1位、ビタミンCは2位でした。糖度は品種によって異なるため、総合評価で木下さんの受賞となりました。毎年、参加されて、年々良くなってきていましたが、ついに受賞となりました。これからは追う立場から追われる立場になることでしょう。


食味評価が5だった方は8名。長野県の坂巻秀高さん、大阪府の河合和則さん、大阪府のひらかた独歩ふぁーむの大島哲平さん、埼玉県の花里政江さん推薦の倉林永さん、三重県の伊藤嘉洋さん、三重県の橋本知幸さん、三重県の藤井喜弘さん。

1年じゅうつくれてしまうトマト。夏と秋と冬では、栄養価が異なります。また品種によっては、栄養価が高くなりやすいものもあります。そのようなことを考慮して、非常に難しい審査となりました。トマトは水を切ると糖度は上がります。濃度が濃くなるからです。しかし、水を切ると水を原料としている光合成能力が低下し、栄養価はあがりません。「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほどに栄養価の高く、トマトを食べていれば病気にならないといわれるほどの野菜です。糖度も重要ですが、ここは栄養価コンテストです。抗酸化力も重要です。


ミニトマト部門の最優秀賞は長野県の坂巻秀高さん。糖度6位、ビタミンCは5位ですが、抗酸化力は1位。審査責任者小祝氏いわくチャートが一番美くしい坂巻さんを今年の最優秀賞にします。ちなみに栄養価コンテストで毎年賞を獲っている徳島県の阿波農産の濱田浩明さんが、この部門に挑戦されていましたが、糖度も抗酸化力もビタミンCもすべて2位でした。これはこれで安定感があるということで、ここに記しておきます。



食味評価が5だった方は6名。大阪府の原田ふぁ~むさん、徳島県のアグリベストさん、徳島県の成谷進さん、熊本県の澤村輝彦さん、三重県の伊藤嘉洋さん、三重県の橋本知幸さん。


大玉トマト部門の最優秀賞は熊本県の澤村輝彦さん。糖度1位、抗酸化力6位、ビタミンCは5位、決め手はチャートの美しさです。緑色の平均値を小さく押し潰しています。抗酸化力が低くなりがちな冬のハウス栽培トマトでありながら、抗酸化力が2倍とはすごいことです。



日本有機農業普及協会(JOFA)のバリバリのBLOF農家が2人とも敗れました。


中玉トマト部門の最優秀賞は茨城県の茨城BM自然塾の片波見洋一さん。平均値を小さく抑え込む、そのチャートの美しさ、お見事です。
中玉トマト部門の最優秀賞は茨城県の茨城BM自然塾の片波見洋一さん。平均値を小さく抑え込む、そのチャートの美しさ、お見事です。


栄養価コンテスト2017参加者募集要項

2016年10月06日

栄養価コンテスト参加者募集のお知らせ。

(1)参加可能期間:
①秋季:2016年10月5日(水)~2016年11月15日(火)まで
②冬季:2016年12月15日(木)~2016年1月31日(火)まで

(2)参加可能作物:
米・野菜・果樹〈有機・特別・慣行の栽培区分は問いません。〉

(3)参加費用
1検体あたり10,800円

※検査機関への農産物の送料は参加者様でご負担ください。
検体数に応じた金額を以下の検査機関東京デリカフーズの口座へ振り込んでください。

三菱東京UFJ銀行 千住中央支店 普通 0016540
トウキョウデリカフーズカブシキガイシャエフダブリュシー
(東京デリカフーズ株式会社FWC)

※お振込みは検体の発送後、2週間以内にお願いします。

(4)検体の送り先:
〒121-0073 東京都足立区六町4-12-12
東京デリカフーズ(株)FSセンター 分析担当:武井宛
TEL:03-3858-4831 FAX:03-5242-7108

(5)検査項目:
①硝酸イオン
②糖度
③ビタミンC
④抗酸化力
⑤食味
の5項目です。

(6)参加方法:
①申込用紙とサンプル情報記入用紙に必要事項を記入し、以下の2ヶ所にFAXまたはメールにてお送りください。これでエントリー完了です。
●東京デリカフーズ:03-5242-7108・FW-bnseki@t-delica.com
●とくしま有機農業サポートセンター:0885-37-2038・hideya.ujiwaki51@shizenha.co.jp

②東京デリカフーズに冷蔵宅急便で、直接お送りください。(送料は参加者様でご負担願います。)

③米・野菜・果樹の量は1検体あたり500g以上必要です。

④検体といっしょに、記入済のサンプル情報記入用紙をお送りください。

⑤送付の際、送られる箱に「オーガニックフェスタ参加」と記載してください。

⑥東京デリカフーズの指定口座に検査代金を振り込んでください。(検体送付から2週間以内にお願いします。)

(7)結果発表:
個々の検査結果については東京デリカフーズさんよりメールまたはFAXで送付されてきます。
参加された農産物のすべての検査結果について、オーガニックフェスタ開催時に冊子として、コンテスト参加者全員に配布します。※なお匿名を希望の方はあらかじめ事務局へご連絡ください。

(8)最後に、栄養価コンテスト開催の最大の目的
栄養価コンテストの目的は、「農業者間の相互の技術交流を促進すること」にあります。よって参加された方のすべてのデータを記載した冊子をつくり、コンテスト参加者に配布しています。

◆◆◆申込用紙は下記よりダウンロードしてください。





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